母の務め

Pieter de Hooch · PD

母の務め


作品情報

制作年
1660
技法
油彩
種類
絵画
寸法
52.5 × 61 cm

ストーリー

デルフト、1658年ごろ。ちょうどこの数年、数本先の通りではフェルメールが室内を静けさそのものに描き変えていた。同じ町のピーテル・デ・ホーホが得意としたのは、とても具体的なことだ。開いた戸口を通して、ひとつの部屋から奥の部屋へ、遠くの光まで視線を導いていく。ここでの口実はごくありふれた場面である。母親が娘の髪をかき分け、しらみを探している。当時は裕福なオランダの家でも当たり前の仕事だった。二人のまわりには日々の暮らしの秩序がある。デルフトの青いタイル、壁に組み込まれた箱型の寝台、手前に置かれた子ども用の便器いす。そして奥には、戸口の向こうに日の差す小部屋と小さな庭がのぞいている。

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