
突風に襲われた外洋の船、通称《突風》
作品情報
ストーリー
この絵には対になる作品が同じアムステルダム国立美術館にあります。「大砲の一撃」です。息子のウィレム・ファン・デ・フェルデは1680年頃、二枚を並べて掛けるために描きました。あちらでは軍艦がまったくの凪の中に静かに浮かんでいます。こちらでは三本マストの船が、突然の突風にあおられて高い波の上で大きく傾いています。マストが一本折れ、外れた帆が風にはためき、少し離れたところでは小さな船が荒波にもまれています。画面は横より縦が長く、そのぶん大部分を空が占めています。上には暗い雲が垂れこめ、船の背後には淡い光の帯が差し込んでいます。マストの先では、小さな赤い吹き流しが風になびいています。




