
Hendrick van Balen the Elder · PD
東方三博士の礼拝
作品情報
ストーリー
プラド美術館が持つヘンドリック・ファン・バーレンの絵は五点あり、そのうち四点は果実の花綱に囲まれた小さな寓意画である。この一点だけが趣を異にする。高さ136センチの宗教画で、祭壇画の寸法だ。彼が生きたころのアントウェルペンにはこの種の仕事が多かった。カルヴァン派の時代に空にされた聖堂が、あらためて調度を整えつつあったからである。美術館は制作年を定めていない。館の記載は16世紀末から17世紀の最初の三分の一までとするにとどまり、この板絵を、彼が1615年ごろ手がけていた祭壇画に結びつけている。当時の彼は、その種の注文ではアントウェルペン屈指の忙しさだった。板の裏面には、インクで書かれた署名 H V BALEN と、古い所蔵番号が並んでいる。




