羊飼いの礼拝

羊飼いの礼拝


作品情報

アーティスト
ヤコポ・バッサーノ
技法
油彩

ストーリー

1548年ごろに描かれたこの「羊飼いの礼拝」には、当代もっとも流行の美術を取り込むバッサーノの姿がある。聖母が長く優雅な身ぶりで向きを変え、布を持ち上げて生まれたばかりの子を羊飼いたちに見せる。その動きは、細長く優美な人物像が当時の様式の頂点だった大マニエリスト、パルミジャニーノに明らかに負っている。バッサーノはこうした着想を、おもに版画を通して知ったのだろう。ローマやパルマの最新の工夫を各地の画家へ運んだ、あの銅版画である。この洗練された中心の身ぶりのまわりに、彼は羊飼いたちを飾りけのない、間近に観察された本物の田舎の人々として据える。絵は幾世紀ものあいだヴェローナの個人蔵にとどまり、1983年に美術館が購入した。

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