
Giovanni Bellini · PD
ゲッセマネの祈り
作品情報
ストーリー
ベッリーニがこの絵を描いた1450年代のヴェネツィアで、まだ珍しかったのが、宗教画の背景を本物の夜明けの空で満たすことだった。主題はゲツセマネの園で祈るキリスト。捕らえられる前夜、岩の上にひざまずく彼の背後で、空が薄紅に染まりはじめる。手前では弟子たちが眠り込み、遠くの小道を、松明を掲げた兵士の一団が近づいてくる。ベッリーニの義兄は同世代の画家マンテーニャで、鋭くひび割れた岩肌の描き方に、その影響がはっきり残っている。




