アイノの神話

Akseli Gallen-Kallela · PD

アイノの神話


作品情報

制作年
1891
技法
油彩
種類
絵画
寸法
200 × 413 cm

ストーリー

1890年ごろ、フィンランドはなおロシア帝国のもとの大公国であり、ひと世代まるごとが、韻文として集められた古い民衆叙事詩『カレワラ』のうちに自分たちの民族の輪郭を探していた。二十五歳になったばかりのガッレン=カッレラは、その詩からアイノの物語を選んだ。年老いた賢者ワイナミョイネンに意に反して許嫁とされた娘の話である。この絵は、いまヘルシンキのアテネウム美術館にあり、一枚の板に三つの場面を並べた三連画になっている。左では老人が森で彼女に言い寄り、中央では釣りの最中に水から引き上げた魚が跳ねて手を逃れ、アイノその人へと姿を変えて老人をあざ笑う。右では、娘が水の乙女たちに囲まれて別れを告げ、彼と結ばれるくらいならと身を投げる。額縁はガッレン=カッレラ自身の手になるもので、金を施した枠には『カレワラ』の詩句が彫り込まれ、詩がそこに語られる人物たちを文字どおり取り巻いている。

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