
Akseli Gallen-Kallela · PD
サウナにて
作品情報
ストーリー
1889年、アクセリ・ガッレン=カッレラは二十代前半で、学んだ地パリと、素朴な人々の暮らしを描きに戻るフィンランドの田舎とのあいだで生活を分けていた。この絵はケウルーの農家で描かれ、サウナの薄暗い内部を映している。蒸気のこもるその小部屋は、北国のどの家でも日常の一部だった。まだ伝説も英雄もなく、あるのはただ、湿った板の上を滑る乏しい光だけで、彼がフランスで学んだ写実の乾いた誠実さで描かれている。おもしろいことに、画家自身はこの絵を気に入らず、未完成だと考えていた。彼はこの画布を人に贈り、1922年になってようやくヘルシンキのアテネウム美術館に収まり、今日まで所蔵されている。




