
Edgar Degas · PD
アレクサンドロスとブケファロス
作品情報
ストーリー
画面では二つのグループが向き合っている。左には白い短衣の若者が立ち、赤褐色の馬の頭に手を添えている。右の木の下では、年配の男や少年、橙色の服の女性が彼を見つめている。題材はプルタルコスの『英雄伝』に出てくる逸話だ。マケドニア王フィリッポス二世のもとに連れてこられた馬ブケファロスは誰にも乗りこなせなかったが、若いアレクサンドロスは馬が自分の影におびえていることに気づき、太陽の方へ向けて乗ってみせた。右のグループの後ろには、上げられた二本の腕だけが見え、その持ち主の頭がない。ワシントンのナショナル・ギャラリーは、頭部が失われたか、塗りつぶされたと説明している。ドガがこれを描いたのは1861年から1862年頃で、まだ歴史画で身を立てようとしていた時期にあたる。絵は生涯ドガのアトリエに残り、1918年、彼の死後に開かれたアトリエの売立てで初めて売りに出された。




