まどろむ老女

Nicolaes Maes · PD

まどろむ老女


作品情報

アーティスト
ニコラース・マース
制作年
1655
技法
油彩
種類
絵画
寸法
135 × 105 cm

ストーリー

ニコラス・マースがこの絵を描いたのは20歳そこそこの頃で、アムステルダムのレンブラントの工房を出て、故郷ドルドレヒトに戻ってまもない1655年頃のことだった。一人の老女が、開いたままの本に突っ伏して眠り込んでいる。一見おだやかな家庭の情景だが、マースが添えた細部に気づくと見え方が変わる。その本は聖書で、開かれたまま読まれていない。日々の務めを表す家の鍵は、壁で使われないまま下がり、傍らにはボビンレースの枕が手つかずで置かれている。当時のオランダの人々にとって、これは怠惰をめぐるやわらかな戒めであり、休息の肖像を装っていた。マースはまもなくこうした教訓画をほぼ手放し、その後は流行の肖像画に生涯を費やした。

10の言語、数千の物語、ひとつのアプリ。登録を。