
After Peter Paul Rubens · PD
フランス王妃アンヌ・ドートリッシュ
作品情報
ストーリー
この王妃が誰なのか、長いあいだ見方が定まりませんでした。アンリ4世の娘でスペイン王フェリペ4世の妃となったエリザベートとも、アンヌ・ドートリッシュの妹マリア・アナとも言われてきたのです。今ではアンヌ・ドートリッシュ本人とされています。スペイン王女として生まれ、ルイ13世に嫁ぎ、ルイ14世の母となった人です。ルーヴルはこの板絵をもはやルーベンスの作とは見ていません。1620年から1625年頃の失われた原作を写した、やや重たい古い模写だというのです。背景の宮殿建築は、ルーベンスが1622年に描き、いまプラド美術館にある同じ王妃の別の肖像を思わせます。それでも1683年の王室絵画目録では、ルーベンスの真筆として記されていました。1797年にヴェルサイユからルーヴルへ移されています。



