
水辺にて
作品情報
ストーリー
水辺で水浴する人々という主題は、若いチェコのモダニストたちがセザンヌから受け継いだものでした。セザンヌはこの主題で、人体と風景を同じ重厚な塊として組み立てたのです。ヴァーツラフ・シュパーラは、キュビスムに取り組んでいた1914年、プラハでこの小さな作品を描きました。人体は鋭い角をもつ平らな面に分解され、れんが色の赤と薔薇色で塗られています。そのまわりを濃い青と明るい青の幅広い筆跡が囲み、暖かな人物が冷たい地からくっきりと浮かび上がります。オストラヴァ美術館には、同じ年に描かれたもっと大きな絵「水辺のふたりの女」があり、そこには人物がもう一人加わっています。この作品では、シュパーラは上の隅に署名し、年を「14」と短く記しました。作品はウィーンのロッター・コレクションの所蔵で、2012年からベルヴェデーレに永久貸与されています。