追放石碑

追放石碑


作品情報

アーティスト
作者不詳(エジプト第3中間期)
制作年
-1022
技法
閃緑岩、沈み彫りと線刻
種類
彫刻
寸法
127.5 × 82 cm

ストーリー

碑の上部で、豹の毛皮をまとってアメン神の前に立つ男がメンケペルラーである。テーベのアメン大司祭にして軍の総司令官、大司祭ピネジェム一世の息子だった。彼の時代、エジプトは事実上二つに分かれていた。北はナイル・デルタのタニスに座す王たちが治め、南はテーベのアメン大司祭たちが、神の託宣を通じて統治していたのである。

碑文はテーベで起きた騒乱を伝える。何人もの人々が西方砂漠のオアシスへ追放されていた。メンケペルラーは南へ下って秩序を回復し、祭りの折に、追放者たちが帰ってよいかをアメンに問うた。神像はこれを承認し、メンケペルラーはさらに、今後このような追放を禁じることも神に認めさせた。碑には在位年が記されているが、それがどの王のものかはいまも議論が続き、ルーヴルは三人の候補を挙げている。

19世紀にカルナクでこの碑を見つけたのは、ルクソールに住んでいたフランス人ヴィクトル・ギュスターヴ・モニエである。碑は長くフランス領事館に保管され、のちにエジプト学者ガストン・マスペロがルーヴルへ送った。

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