
Eugène Louis Boudin · PD
ボーリュー:フルミ湾
作品情報
ストーリー
画面左下の署名の横に、ブーダンは地名と月を書き込んでいます。ボーリュー、3月、そして92年。ニースとモナコのあいだにある南仏の小さな町です。この年の春、絵はパリの国民美術協会のサロンに、ほかの二点の海辺の風景とともに出品されました。5月には画商デュラン=リュエルが画家から直接買い取り、年末にはもう同社のニューヨーク支店にありました。のちの持ち主は、ニューヨークとサラトガ・スプリングスで名の知れた賭博場を営んだリチャード・キャンフィールドです。1916年、その遺品の競売で5000ドルで落札したのが、ビール醸造業者でニューヨーク・ヤンキースの共同オーナーだったジェイコブ・ルパートでした。その四年後にボストン・レッドソックスからベーブ・ルースを獲得した人物です。1939年にルパートが亡くなると、この絵は遺贈によってメトロポリタン美術館に入りました。




