
Eugène Louis Boudin · PD
ル・アーヴルの船
作品情報
ストーリー
縦35センチ、横26センチほどの小さな板を、ブーダンは縦長に使いました。そのため、港に停泊する大きな帆船のマストが、帆をだらりと垂らしたまま、雲の湧き立つ空へ高く伸びています。描かれているのはル・アーヴルの船溜まりです。ブーダンはこの港町で育ち、何十年にもわたってその波止場を描き続けました。右下には署名と、年を略した「87」の数字が入っています。
この絵は早くにアメリカへ渡りました。1905年、ボストンのヴォーズ画廊が、投資銀行キダー・ピーボディの共同経営者フランク・ピーボディに売っています。1918年に彼が亡くなると、娘のアメリアが受け継ぎました。彫刻家だったアメリアはボストン美術館の附属美術学校で学んだ人で、1937年、この板絵をまさにその美術館へ寄贈しました。




