
Henri Rousseau · CC0
岩の上の少年
作品情報
ストーリー
1890年代、アンリ・ルソーはパリの市門で入市税を集める下級役人として暮らしを立て、絵は余暇に描いていた。美術学校に通ったことはなく、当時の批評家は彼を笑うべきか本気で受け取るべきか決めかねていた。この絵の大きさの釣り合いを見れば、その戸惑いがよく分かる。黒っぽい上着の少年が、いくつかの尖った岩の上に腰かけている。岩はそのまま伸びて山になったように見え、はるか下には小さな風景が広がる。少年は、足もとにしか届かない世界の上で巨大に見える。この不釣り合いをルソーは直そうとせず、そうやって画面を組み立てていた。




