
Gustaf Cederström · PD
スウェーデン王カール12世の遺体の帰還
作品情報
ストーリー
1718年11月、スウェーデンは戦う王カール12世を失った。ノルウェーのフレドリクステン要塞を囲む塹壕で銃弾に倒れたのだ。そしてこの国がヨーロッパの大国であった時代も、彼とともに幕を閉じた。グスタフ・セーデルストレームがこの絵を描いたのは、それから160年あまり後のこと。兵士たちが雪の中を王の亡骸を運んで帰る場面で、スウェーデンの国民感情が高まった時代の作である。実はこれは二作目にあたる。1878年の一作目は結局ロシアに売られ、多くのスウェーデン人を憤慨させた。そこで人々が寄付を募り、ストックホルムの国立コレクションのためにもう一枚描かせたのである。セーデルストレームは歴史と感情を織り交ぜた。遺体を正しく描こうと、彼はイタリア人のモデルを担架に寝かせ、厳寒の戸外でポーズを取らせた。