
Francisco Goya · PD
カルロス4世の家族
作品情報
ストーリー
1800年、ナポレオンの嵐がスペインを呑み込む数年前に、ゴヤは宮廷画家として王家一族を勢ぞろいさせた。カルロス4世とその家族が横一列に並び、勲章や絹の衣装が金色にきらめく。ただしゴヤは顔を美化しない。年老いた王、実権を握る王妃マリア・ルイサ、その表情には権勢とともに疲れや虚栄がにじむ。画面左の暗がりには、大きなカンバスに向かう画家自身が控えめに立つ。かつてベラスケスが《ラス・メニーナス》で使った仕掛けだ。王家を敬いながら、その素顔をそのまま写し取った肖像である。





