
中庭の子どもたち
作品情報
ストーリー
1910年、アラヴァンティノスはギリシャにいた。二つの仕事のあいだの時期である。1907年にベルリンの王立美術アカデミーを終え、1908年に兵役で帰国し、軍では古いものも含めた軍服を色付きで描く仕事をあてられた。並行して、同じコルフ島出身の作曲家スピロス・サマラスのオペレッタの舞台装置も手がけていた。1912年10月にはバルカン戦争で動員され、エピロス戦線へ送られる。そのあとの働き盛りは劇場に取られていった。
その短い合間から美術館が持っているのが、26×28.5センチの小さな油彩で、中庭にいる子どもたちを描いている。記録に制作年は入っていない。1910年という年はかたわらのラベルから来たもので、絵そのものは個人の寄贈としてアテネに届いた。