
August Macke · PD
ヤギと子供たち
作品情報
ストーリー
1913年10月、マッケは家族とともにボンからスイスのトゥーン湖畔の村ヒルターフィンゲンへ移った。この小さな絵は滞在のはじめ、妻エリーザベトがのちに「夏のように暖かく輝かしい秋の数週間」と振り返った時期に描かれている。彼女は回想記に、当時の夫が何に心を砕いていたかも書きとめた。たとえ一様な緑の面でも、死んだところがあってはならない。色は働き、震え、生きていなければならない。純粋な色調を細やかに調え、対比がありながらも大きな調和が生まれるようにすることに、彼のすべての努力が向けられていた、と。それを確かめるなら木の葉を見るといい。緑は濃い色合いへと幾重にも広がり、視線をその間で行き来させる。ヤギを連れた子どもたちは、その緑に囲まれた、白に近い明るい光の中にいる。厚紙の大きさは縦24センチ、横34センチで、右下に「Aug. Macke 1913」と署名がある。




