
Lorenzo Lotto · PD
母に別れを告げるキリスト
作品情報
ストーリー
1521年、ロレンツォ・ロットはベルガモで活動していました。この作品が扱うキリストと母マリアの別れは、当時の信心文学に広まっていた主題で、個人的な祈りや黙想に深く結びついていました。だからこそ、この場面には大きな祭壇画よりも私的な室内にふさわしい親密さがあります。キリストはエルサレムへ向かう前にひざまずき、母の祝福を求めます。マリアは悲しみで崩れ落ち、ヨハネとマグダラのマリアに支えられています。右側で祈る女性は依頼主のエリザベッタ・ロータで、足元には小さな犬がいます。画面下の折りたたまれた手紙には、ロットの署名と1521年の年記が書かれています。




