セケムラー・ヘルヘルマアト・インテフ王の棺

セケムラー・ヘルヘルマアト・インテフ王の棺


作品情報

アーティスト
作者不詳(エジプト第17王朝)
制作年
-1577
技法
木、漆喰下地に彩色、象嵌の目(黒曜石?)、リシ型(羽根文様)棺
種類
彫刻
寸法
188.5 × 48 cm

ストーリー

1848年4月、イギリスの収集家A・C・ハリスはエジプトから大英博物館のサミュエル・バーチに手紙を書き、トリアンタフィロスという古美術商がテーベ出土の王の棺を二つ持っていると知らせました。この棺はそのうちの一つです。二つともおそらく数年前にドゥラ・アブ・エル・ナガの山腹から掘り出されたもので、六年のうちにフランスの手に渡ります。こちらは1854年6月ごろ、カイロ駐在のオーストリア総領事から、当時ルーヴルのためにエジプトで発掘をしていた若いフランス人オーギュスト・マリエットに贈られました。同じ年の12月、フランス政府がマリエットに費用を払い戻し、棺はもう一つの棺と並んでルーヴルの台帳に登録されました。

棺の主は第17王朝のセケムラー・ヘルヘルマアト・インテフ王で、その治世はごく短いものでした。木の表面は漆喰で覆われて彩色され、王の顔は黒く塗られ、体には羽根の文様が広がり、ヒエログリフの一列が王の名を記しています。エジプト学者たちは、その名の一つが後からインクで書き加えられていることに気づいており、この棺が急いで作られたのか、それとも最初は別の人のために用意されたのかを、今も議論しています。

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