
Attributed to Frans Snyders · PD
鳥の合奏
作品情報
ストーリー
画面右下に署名と年記がある。F. Snyders 1661。フランス・スネイデルスは1657年にアントウェルペンで没している。プラドはこの絵を彼に帰属とし、制作年も17世紀半ばとしか記さない。手がかりはそこまでしか届かない。主題のほうは疑う余地がない。鳥の合奏はフランドル絵画の得意な型で、要になるのは楽譜である。ここでは枝に掛けられた羊皮紙の切れ端で、書かれた文字はどう見ても言葉にならない。樫の木にとまった赤いコンゴウインコが指揮者だ。クジャク、ハクチョウ、サギ、シチメンチョウ、ニワトリ、そして数えきれない小さな鳥たちが合唱隊にあたる。この絵が美術館に入ったのは1987年、ピノエルモソ公カルロス・ペレス=セオアネの遺贈によってである。
