
Lorenzo Monaco · PD
聖母の戴冠
作品情報
ストーリー
ロレンツォ・モナコはこの高い祭壇画に、1413年2月と読める日付を記した。だが今の暦では1414年にあたる。当時のフィレンツェでは、一年が受胎告知の祝日である3月25日に始まっていたからである。その名は「修道士ロレンツォ」を意味し、実際そのとおりの人だった。フィレンツェのサンタ・マリア・デリ・アンジェリ修道院に属するカマルドリ会の修道士で、自分たちの修道院聖堂の主祭壇のために描いていた。彼は街における後期ゴシックの最後の巨匠の一人で、細くのびた身体、金の縁どりを持つ流れる衣、薄く澄んだ色を特徴とする。列をなす聖人たちが内へ身を傾け、キリストが母マリアに冠を授ける様を見つめる。手前にはベネディクトゥスとロムアルドゥスが、カマルドリ会の白い修道服をまとって立つ。


