
Lorenzo Monaco · PD
受胎告知の三翼祭壇画
作品情報
ストーリー
ロレンツォ・モナコとは、そのまま「修道士ロレンツォ」という意味だ。1390年ごろ、彼はフィレンツェのカマルドリ会サンタ・マリア・デリ・アンジェリ修道院で誓願を立てた。装飾写本の聖歌集で名高い修道院で、彼はその回廊のなかから忙しい絵画工房を切り盛りしていた。この三連祭壇画は1410年ごろ、フィレンツェの小さな教会サン・プロコロのために描かれた。町の後期ゴシック絵画の最後の輝きに属し、磨き上げた金地と澄んだ甘い色に満ちている。その一方で、そのころずっと若い画家たちはすでに昼の光と身体の重みへと向かい始めていた。16世紀にジョルジョ・ヴァザーリがこれを見て賞賛し、ジョットの作とした。ロレンツォの名がこの板に戻されたのは、1864年のことだった。


