キリストの磔刑

キリストの磔刑


作品情報

制作年
1475
技法
オーク材板に彩色
寸法
87.5 × 52 cm

ストーリー

マリアが十字架のそばで気を失ったという話は、どの福音書にもない。ヨハネが記すのは、マリアがほかの女性たちや愛弟子とともにそこに立っていたことだけだ。失神の場面は後の文書で加えられ、15世紀には磔刑図で最もよく見られる細部の一つになっていた。ここでは濃い緑の衣のマリアがくずおれ、赤い衣のヨハネが両脇を抱えて支え、白い頭巾の女性たちが見守る。向かい側には、ひげの老人、赤い帽子の男、そして暗い色の甲冑に白いマントをまとった兵士が立つ。背景には、岩山と城壁に囲まれた町のある緑の風景が広がる。ベルヴェデーレはこの樫板の作品を1475年頃とし、ショッテン祭壇画の画家の工房に帰属させている。この画家の名は、ウィーンのショッテン修道院の主祭壇に由来する。

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