
Pinturicchio · PD
聖ヒエロニムスと聖クリストフォルスの間の磔刑
作品情報
ストーリー
ピントゥリッキオの現存最初期の作の一つで、1475年ごろ、若いウンブリアの画家がようやく名を上げ始めた頃に描かれた。目を引くのは背景だ。十字架の向こうに、遠い地平まで細やかに描かれた川の谷が広がり、その筆致にはフランドルの趣がある。この時期、ネーデルラント絵画は中部イタリアの収集家のあいだに出回っており、ウンブリアの画家がいかに北方を見つめていたかがうかがえる。左には悔悛する聖ヒエロニムス。飼いならされた獅子、地に置かれた枢機卿の帽子、胸を打つための石が添えられる。右の聖クリストフォロスは殉教者の棕櫚を手に、肩に幼子イエスを乗せ、その子はりんごを握る。板は小さく、個人の祈りのために作られた。




