
Pinturicchio · PD
聖母と磔刑と聖人たち
作品情報
ストーリー
1496年ごろ、ピントゥリッキオはヴァチカンでボルジア家の教皇アレクサンデル6世のために描いたフレスコの壁で名高くなっていた。金と細やかな文様と、人でひしめく儀式に満ちた壁である。ペルージャ近くのサンタ・マリア・デイ・フォッシ教会のために描かれたこの祭壇画は、同じ手が小さく、間近に働いたものだ。聖母は聖人たちのあいだで玉座に座し、色は宝石のように深く、裾の一つ、光輪の一つまでが金地に打ち出されている。木の板ではなく、木に張った画布の上に描かれていて、この種の祭壇画としては珍しい。台座に並ぶごく小さなプレデッラの場面、受胎告知と福音書記者たちを見てほしい。ほとんど細密画のように仕上げられている。これはウンブリアの様式がもっとも精緻をきわめた瞬間であり、教皇の部屋を飾り終えて故郷に帰ったばかりの画家の手になるものである。




