
Wilfredor · PD
磔刑
作品情報
ストーリー
この小さな板絵は、ヴェローナのサン・ゼーノ聖堂の祭壇画の下段中央を飾っていた場面で、マンテーニャが修道院長グレゴリオ・コッレルの依頼を受け、1457年から1459年にかけて描いた。いまルーヴルにあるのは、後年の分断のためである。1797年、フランス軍が祭壇画全体をパリへ運び去った。1815年に大きな三連画本体はヴェローナへ返されたが、下段の小画面群はフランスに残された。中央のこの一枚はルーヴルに、他の二枚はトゥールにあり、サン・ゼーノには複製が並ぶだけである。マンテーニャはゴルゴタを、急な遠近法で見上げる岩の台として構え、十字架は見る者の頭上高くそびえる。古物への執着は細部にまで及び、十字架の足もとでキリストの衣を賽の目で奪い合う兵士たちは、考証されたローマ風の甲冑を身につけている。




