
Masaccio · PD
磔刑
作品情報
ストーリー
1426年、ピサの公証人がマザッチョに、カルミネ聖堂のための大きな祭壇画を注文した。画家はまだ25歳だったが、絵の考え方はすでに新しかった。この《磔刑》は祭壇画の最上部、《聖母子》の上に置かれていた。祈る人は祭壇の下から見上げる。そこでマザッチョは、実際に見えるとおりにキリストを描いた。頭は肩にめり込み、首はほとんど見えない。十字架の下のマグダラのマリアは、こちらに背を向け、赤い外套を広げ、両腕を高く振り上げている。背景は昔ながらの金色のまま。18世紀に祭壇画は解体されて各地に散り、この一枚はいまナポリにある。




