
ダーフィト・レーウとコルネリア・ホーフトと子どもたち
作品情報
ストーリー
一家が手にした楽譜は、実際に読むことができます。アムステルダムの裕福な商人ダーフィト・レーウと妻コルネリア・ホーフトは、町の再洗礼派の共同体に属するメノー派の信徒でした。彼らにとって皆で歌うことは信仰の実践の一部であり、この一家が歌っているのも宗教歌で、音符も歌詞もたどれるほどはっきり描かれています。夫妻はテラスに五人の子どもたちと座っています。ウェインチェはチェンバロを、ピーテルはヴィオラ・ダ・ガンバを弾き、コルネリアとマリアは歌集を手にし、末娘のスザンナはフルートを持って母の膝の上にいます。手前では小さな犬が控えています。
アブラハム・ファン・デン・テンペルは1671年にこのカンヴァスに署名と年記を入れました。縦横とも2メートル近い大作です。翌年、フランスとその同盟国がオランダ共和国に侵攻し、ファン・デン・テンペルはその年のうちにアムステルダムで世を去りました。