クレオパトラの死

クレオパトラの死


作品情報

制作年
1585
技法
油彩

ストーリー

デニス・カルファールトはアントウェルペンに生まれたが、生涯をボローニャで送り、この《クレオパトラの死》を描いた1585年ごろには、街でもっとも忙しい工房のひとつを構えていた。描かれるのは女王の最期の瞬間である。マルクス・アントニウスはすでに自ら命を絶っており、クレオパトラは捕虜としてローマを引き回されるより、毒蛇の一咬みによる死を選ぶ。二人の忠実な侍女が寄り添う。カルファールトは、なめらかで琺瑯のような画面と澄んだ色彩という北方の趣味を、きわめてイタリア的な主題に持ち込んだ。その混ざり合いは、カラッチ兄弟がこの地の絵画を刷新する少し前のボローニャで、彼の仕事を際立たせた。彼はこの主題を一度ならず手がけ、もう一点がチェゼーナに残っている。

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