
Simon Vouet · PD
ディアナ
作品情報
ストーリー
1637年、シモン・ヴーエはパリでもっとも引く手あまたの画家だった。彼はイタリアで15年を過ごし、とりわけローマで、カラヴァッジョから強い明暗の対比を学んだ。1627年、国王ルイ十三世が彼を呼び戻し、首席画家に任じた。ヴーエは王宮を装飾し、ほとんど一世代分のフランス人画家を育てた。名声の絶頂で描かれたのが、この狩と月の女神ディアナである。女神は頭上の三日月によってそれと分かる。優雅で明るい色彩をまとったこうした神話の主題を好むフランス宮廷の趣味は、その多くが彼に負っていた。絵はのちにイングランドへ渡り、チャールズ一世の妃でルイ十三世の妹にあたるヘンリエッタ・マリアと結びつき、今日ハンプトン・コート宮殿に掛けられている。




