
William-Adolphe Bouguereau · PD
たそがれ
作品情報
ストーリー
1882年に描かれたこの《たそがれ》は、一日の移ろいを女性の姿に重ねた寓意画である。水辺に裸身の女が静かに立ち、あたりには日暮れの薄明かりが漂う。ブグローは古代彫刻を思わせるなめらかな肌と均整のとれた身体を、アカデミーの理想そのままに描き上げた。夜明けや夜など、一日の時刻を擬人化した一連の作品の一つで、たそがれは昼と夜のはざまの静けさを託されている。伏し目がちの表情と、足もとにさざめく暗い水面が、移りゆく時間の気配を伝える。現在はハバナのキューバ国立美術館にある。




