
Edgar Degas · PD
エドモンドとテレーズ・モルビッリ
作品情報
ストーリー
1865年、ドガは中世の戦争を描いた大作でサロンに初入選した。その同じころ、彼はごく私的な一枚にも取り組んでいる。ナポリで1863年に結婚した妹テレーズと、その夫でいとこにあたるエドモンド・モルビッリの肖像である。ナポリには祖父が開いた銀行があり、二つの家は一世代にわたって行き来を続けていた。ドガはこの夫婦をほぼ同じ大きさのカンヴァスに二度描いた。ワシントンにあるもう一点は、ソファに座る二人を描き、未完のままアトリエに残された。ボストンのこちらは、二人をぐっと近づけている。テレーズは夫の少し後ろに座り、片手を夫の肩に置き、もう一方の手を頬に添える。前景を大きく占めるエドモンドの黒い姿が、妻の頬に影を落としている。夫のネクタイは、妻のドレスと同じ色をしている。




