アルタクセルクセスの前のエステル

アルタクセルクセスの前のエステル


作品情報

制作年
1518
技法
エングレーヴィング

ストーリー

この場面は旧約聖書のエステル記から取られている。ペルシア王の妃となったユダヤ人の女性エステルが、自分の民のために、召されぬまま王の玉座の前に進み出る。この宮廷では、招かれずに王へ近づくことは死を意味しかねず、王が黄金の笏を差し伸べて迎えたときにだけ許された。ルカス・ファン・レイデンは、その張りつめた一瞬を人でひしめくルネサンスの広間に置き、ひざまずく妃と座す王のまわりに衛兵や廷臣を密に配した。彼はこれを1518年、24歳のときに銅の板へと彫った。銅版画は刷って繰り返すために作られるもので、当時こうした一枚刷りは、絵画がひとつの壁にとどまるのに対し、都市から都市へとヨーロッパを実際に旅した最初期の画像のひとつだった。この版から刷られた作品は今も世界中の版画室に伝わり、そのどれもが彼がオランダの町ライデンで刻んだのと同じ線を運んでいる。

10の言語、数千の物語、ひとつのアプリ。登録を。