
Edgar Degas · CC-BY-3.0
エヴァリスト・ド・ヴァレルヌ
作品情報
ストーリー
額縁には小さなプレートが付いていて、1950年に私有財産局がこの絵をルーヴル美術館に割り当てた、とフランス語で記されている。ドガはこの肖像画の右下に署名し、1868年と日付を入れた。描かれているのは友人のエヴァリスト・ド・ヴァレルヌ。プロヴァンス出身の画家で、ドガより18歳年上だった。赤い布張りにゆったりと背を預けている。絵ははじめヴァレルヌ本人の手元にあったが、暮らしに困っていた友を助けるため、ドガが買い戻した。画家の死後に開かれたアトリエの売り立てまで作品は手元に残り、その後パリのコレクターの所有となった。1942年12月、占領下のパリでそのコレクションが競売にかけられる。ある画商が顧客のために落札したが、のちに、ドイツ側がその日のうちに持ち去ったと主張した。1943年6月、絵はミュンヘンのバイエルン州立絵画コレクションに売却され、戦後、連合国がそこで回収した。




