
Albrecht Dürer · PD
イヴ
作品情報
ストーリー
2008年の終わり、プラド美術館の修復家たちはこの板絵の裏側に取りかかった。古い修理でねじ留めされた三本の桟が、板の自然な反りを押さえつけて平らに保ち、ねじは裏から地塗りと絵具の層を突き破っていた。三本とも外された。当初の桟で唯一残っていた一本は捨てずに薄く割って貼り合わせ直し、ふたたび板の反りに沿うようにした。表側では、洗浄によって髪に加えられた粗い油絵具の描き足しが取り除かれ、ねじの穴が埋められた。作業は二年に及んだ。2010年11月に二枚が展示へ戻ったとき、来館者が裏側までまわって見られるように置かれた。制作年は画面の中にある。手にした枝から小さな札が下がり、処女の出産ののち1507年に作られた、と記されている。




