
サハラの夕べの祈り
作品情報
ストーリー
1863年のパリのサロンにこの絵を出品したとき、ギヨメは23歳でした。前年に初めてアルジェリアを訪れ、そこでマラリアにかかって、ビスクラの陸軍病院で三か月を過ごしています。フランスがアルジェリアで戦い、この地を支配するようになってから、すでに30年以上がたっていました。幅三メートルの画面の大半を占めるのは空です。その下で、砂漠の野営地の人々が日没の礼拝、マグリブを捧げています。白い衣の男たちは額を地面につけてひれ伏し、ひとりは立ったまま両腕を高く掲げ、天幕の向こうでは夕べの火の煙がまっすぐ立ちのぼっています。国はその年のうちに、サロンの会場でこの絵を買い上げました。
