種類の異なる四羽のハゲワシ

種類の異なる四羽のハゲワシ


作品情報

制作年
1723
技法
カンヴァスに油彩
寸法
110 × 127 cm

ストーリー

ベルヴェデーレはこの絵を「集団肖像画」と呼んでいる。たしかに四羽の鳥は、画家の前でポーズをとる人々のように並んでいる。ただし種類はばらばらだ。こげ茶色で首まわりの羽が逆立っているのはクロハゲワシで、スペインから中央アジアにかけてすむ。赤くむき出しの頭に灰色の羽の襟をつけているのはトキイロコンドルで、熱帯アメリカの鳥である。残る二羽はどちらもシロエリハゲワシで、同じ種を若鳥と成鳥で描き分けている。若鳥は温かみのある褐色で、首に細長くとがった羽をまとう。成鳥は色が淡くなり、首には白く柔らかな羽毛の襟巻きがある。画面下の石に、ハミルトンは署名と1723年の年記を入れた。この年、オイゲン公の迎賓の宮殿である上ベルヴェデーレ宮殿が完成し、絵はその儀式用寝室の扉の上に掛けるために描かれた。

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