犬を連れた少年の墓碑

犬を連れた少年の墓碑


作品情報

アーティスト
作者不詳(ギリシアの彫刻家、古典期)
制作年
-360
技法
大理石、浅浮彫、赤色顔料の痕跡(左手と犬)
種類
彫刻
寸法
98 × 44.5 cm

ストーリー

小さな破風の下に若者が立ち、外套が片方の肩からすべり落ちている。左の手のひらには小さな野ウサギがのり、犬がそれに向かって跳びはねる。その手と犬には赤い顔料の跡が残り、こうした浮彫がもとは彩色されていたことを伝える。ギリシア美術では、野ウサギはしばしば少年に贈られる求愛の贈り物として現れ、犬を連れた狩りは良家の若者の暮らしの一部だった。

この墓碑は前360年頃のものだが、どこで彫られたかははっきりしない。ルーヴルは疑問符つきでロドス島としている。東ギリシアの墓碑浮彫の集成にも、古典期アッティカの墓碑の目録にも収められている。

石板の裏面はすっかり切り落とされている。1855年にルーヴルに入り、記録では、これも確証はないものの、ウィリアム・ヘンリー・ワディントンと結びつけられている。小アジアを旅して碑文を集めた若い学者で、のちにフランスの首相となった人物である。

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