「Noli me tangere」のある花の輪飾り

Daniel Seghers · PD

「Noli me tangere」のある花の輪飾り


作品情報

制作年
1617
技法
油彩、銅板
種類
絵画

ストーリー

画面の中央、石のカルトゥーシュに囲まれた小さなメダイヨンには、風景の中の一場面が描かれている。復活の朝、マグダラのマリアはひざまずいて手を伸ばし、よみがえったキリストは「わたしに触れてはいけない」と告げる。彼女はその少し前まで、この人を園丁だと思っていた。ラテン語の言葉から、この主題はノリ・メ・タンゲレと呼ばれる。

そのまわりを埋めるのが、ダニエル・セーヘルスの花だ。ヒヤシンス、チューリップ、ジャスミン、オレンジの花、カーネーション、バラが咲き、下の花綱はツタの枝に支えられている。花のあいだには、種類の違う三匹の蝶がとまっている。バレンシア美術館はこの作品を1615年から1620年ごろ、画家の早い時期のものとしている。

18世紀の終わりには、バレンシアの版画家マヌエル・モンフォルトがこの絵を持っていた。1805年に亡くなった彼は、同じようなセーヘルスの花輪の絵をほかに二点、羊飼いの礼拝と聖母被昇天を囲んだものも所有していた。

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