
Eugène Louis Boudin · PD
ゴルフ=ジュアン
作品情報
ストーリー
水平線に、錨を下ろした船が一列に並んでいます。そのうちの一隻からは細い煙が立ちのぼり、背後には低い丘が連なり、手前では黒い岩が水面から顔を出しています。ブーダンが1893年に描いたのは、カンヌとアンティーブ岬のあいだにあるゴルフ=ジュアンの湾です。当時この湾は、フランス海軍の地中海艦隊がたびたび停泊する泊地でした。そしてこの浜辺は、1815年3月1日、エルバ島を脱出したナポレオンが小さな部隊とともに上陸し、パリへ向けて進軍を始めた場所でもあります。縦27センチ、横41センチの小さなカンヴァスで、現在はスコットランド国立美術館が所蔵しています。右下には署名と年記に添えて、地名が書き込まれています。




