灰色の木

Piet Mondrian, Gray Tree, 1911. Wikimedia Commons. · PD

灰色の木


作品情報

制作年
1911
技法
油彩・カンヴァス
種類
絵画
寸法
79.7 × 109.1 cm

ストーリー

1911年ごろ、四十歳近いピート・モンドリアンは、アムステルダムでピカソやブラックのキュビスムの絵にはじめて出会い、まもなくパリへ移り住む。灰色の木は、ちょうどその境目に生まれた。モンドリアンが何年もくり返し描いた同じ一本の木で、1908年にはまだ燃えるような赤ではっきりと木と分かる姿だったが、ここでは黒い枝と灰色の面が組み合わさった格子のようなものへと切り詰められている。前景と背景は互いに入り込み、色はわずかな灰色に抑えられ、輪郭はキュビスムふうにゆるやかな楕円を描く。幹はまだ立っているが、枝は純粋な線へとほどけはじめている。作品はデン・ハーグ美術館にある。

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