
Gheorghe Tattarescu · PD
荒野のハガル
作品情報
ストーリー
タタレスクは1848年の革命に加わった世代の画家で、若い日々をローマで学び、そこで身につけた新古典主義の様式をルーマニアにもたらした一人である。この1870年の作は、旧約聖書のハガルを主題にしている。アブラハムのもとを追われ、息子イシュマエルとともに荒野へ捨てられた女だ。岩陰に座るハガルは苦悶の表情を浮かべ、その傍らに幼子が力なく横たわる。聖書の悲痛な場面を、彼がローマで学んだ端正な素描と均衡の感覚によって組み立てている。
