聖母の頭部

Giambattista Pittoni · PD

聖母の頭部


作品情報

制作年
1730
技法
油彩、カンヴァス
種類
絵画
寸法
46 × 38 cm

ストーリー

1730年ごろ、ヴェネツィアはもはやかつての海の大国ではなかったが、その画家たちはヨーロッパじゅうに絵を供給していた。ジャンバッティスタ・ピットーニは、ティエポロやピアツェッタと並ぶ人気画家の一人だった。まぶたを伏せ、やわらかな色でまとめられたこの小さな聖母の頭部は、いまロンドンのナショナル・ギャラリーにある《キリスト降誕》と関わりがある。あの大きな絵のための習作なのか、それとも一枚の絵として売るために別に描かれたものなのか、判断は難しい。当時の愛好家が好んで家に掛けた、信心深い「頭部」の一種だったのかもしれない。伏し目がちのまなざしは、こうした主題では当時めずらしかった。筆はあくまで軽く、控えめで、淡い灰色と薔薇色のあいだに、ピットーニらしい手つきが見てとれる。

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