
Yelkrokoyade · CC-BY-SA-4.0
寄進者のいる聖家族
作品情報
ストーリー
ヴェネツィア、1505年ごろ。この都市きっての物語画家カルパッチョのもとに、裕福な夫妻が信心の絵に自分たちを描いてほしいと依頼する。画家は二人を右に、ひざまずかせ、豪奢な布をまとわせて聖家族の傍らに配し、皆が中央の幼子へと身をかがめている。画面はきわめて横に長く、3メートル近く、まるで帯状装飾のようだ。奥に目をやるとよい。空想めいた風景の中を東方三博士が馬で進み、まだこの場へ向かう途上にある。こうして一枚の絵が二つの時を同時に語る。作品は何世紀もイングランドのバーウィック男爵家のコレクションにあり、1924年にようやくカルースト・グルベンキアンが購入した。




