
Aleksander Gierymski · PD
あずまやにて
作品情報
ストーリー
夏の日の庭のあずまやに、18世紀ふうの装いをした人々が集い、卓を囲んで語らっています。描いたのは、ポーランドの画家アレクサンデル・ギェリムスキ。彼が心を注いだのは、物語よりもむしろ光でした。葉のあいだからこぼれる木漏れ日が、衣や卓や人の肌の上でちらちらと揺れ、輪郭をやわらかくぼかしていきます。当時ヨーロッパで芽ばえつつあった印象派に、彼は独自のやり方で近づいていたのです。この一枚に、ギェリムスキは五年を費やしました。制作はローマで始まり、のちに画面はいったん切り分けられ、より小さな姿に組み直されています。

