
ラバンを責めるヤコブ
作品情報
ストーリー
ヤコブは叔父ラバンのもとで七年働き、その妹娘ラケルを妻にするはずだった。ところが婚礼の夜、ラバンは代わりに姉のレアを送り込み、ヤコブはすり替えに朝まで気づかなかった。ナショナル・ギャラリーはこの絵をその朝の場面と読んでいる。テーブルには婚礼の食事の残りがまだある。
テル・ブリュッヘンは四人の人物を、ヤコブの羊飼いの杖という一本の対角線で二組に分けている。若いヤコブは責めるように指をさし、老いたラバンは両手を上げる。青い服のレアは落ち着いているように見え、ラケルは奥の戸口からのぞいている。画家は1627年にユトレヒトでこの絵を描いて署名と年記を入れ、翌年もう一度同じ物語を描いた。その作品はいまケルンのヴァルラフ=リヒャルツ美術館にある。




