
料理役の長と給仕役の長の夢を解くヨセフ
作品情報
ストーリー
創世記によれば、兄たちに売られてエジプトに連れて来られたヨセフは、ファラオの牢獄で王の二人の家臣、給仕役の長と料理役の長と一緒になる。二人はそれぞれ夢を見る。給仕役の長は三本の枝のあるぶどうの木を見て、ヨセフは三日のうちに元の役目に戻されると告げる。料理役の長は頭に載せた籠から鳥がついばむのを見て、ヨセフは彼が木に掛けられると告げる。
1500年ごろのこの小さな板絵で、ヨセフは赤い衣をまとい、二人の夢は囚人たちの頭上に吹き出しのように浮かんでいる。マウリッツハイス美術館はこれを現代の漫画にたとえている。20世紀にはウィーンの銀行家ルイ・ド・ロートシルト男爵がこの絵を所有していた。ナチスに没収されたのち、1945年に彼のもとへ返還され、1955年にマウリッツハイス美術館がニューヨークの画商を通じて購入した。