
Pontormo · PD
ポティファルに売られるヨセフ
作品情報
ストーリー
1515年、フィレンツェの銀行家ピエルフランチェスコ・ボルゲリーニがマルゲリータ・アッチャイウォーリと結婚し、その婚礼の寝室を飾るために、何人かの画家にヨセフ物語を描いた板絵の連作を注文した。これはそのひとつだ。黄色い衣の若きヨセフが、たった今彼を買ったエジプトの高官ポティファルの前に立たされ、左では商人たちが売った代金を奪い合っている。それから何年か後、1529年のフィレンツェ包囲のさなか、ある使者がこの部屋の調度をすべてフランス王フランソワ1世のために持ち去ろうとした。ヴァザーリによれば、マルゲリータは激怒して追い返し、板絵は残った。ポントルモが小さな人物を密集させ、舞台の上のように渦を巻かせるさまは、今も見てとれる。




